結論:どちらか一方だけが「正解」ではありません

選び方の軸 =

AIが初めてならChatGPTから。ファイルを任せる段階でClaude CodeかCodex

最初に正直にお伝えします。この3つは「どれか1つが優れている」という関係ではありません。得意な場面が違うだけです。

当社Techtは、お客様向けの教材やホームページの引き渡しをClaude Codeで揃えている会社です。それでも、AIがまったく初めての方の最初の一歩がChatGPTなのは、合理的な選択だと考えています。この記事では、両方を毎日使っている立場から、状況別の選び方をそのままお伝えします(2026年7月時点の内容です)。

登場人物は3つ。「会話するAI」と「作業するAI」の2階建てで整理

名前が似ていて混乱しやすいので、先に登場人物を整理します。ポイントは、「会話するAI」と「作業するAI」の2階建てで捉えることです。

ChatGPT:会話するAI

OpenAIの「会話するAI」。ブラウザやスマホで質問すると、その場で答えが返ってきます。

文章づくり・調べ物・画像生成まで、これ1つで一通り体験できます。無料から使えますが、無料版はどの機能にも回数制限があります。

Codex:作業するAI

OpenAIの「作業するAI」。ChatGPTの契約に含まれていて、追加契約なしで使い始められます。

ファイルを読み書きしながら、手順のある作業を自分で進めます。無料・Goプランでも制限付きで動きます。

Claude Code:作業するAI

Anthropicの「作業するAI」。パソコンのファイルを読み書きし、手順を自分で実行します。

無料プランでは使えず、Proプラン(月20ドル、年払いなら月17ドル相当)からの利用です。

1階が「会話するAI」のChatGPT、2階が「作業するAI」のCodexとClaude Codeです。つまりCodexとClaude Codeは同じ階に住むライバル同士で、ChatGPTとはそもそも階が違います。

それぞれの中身はCodexとは?Claude Codeとは?で詳しく解説しています。この記事では「どこから始めるか」の判断に絞ります。

あなたの状況別。「最初の一歩」早見表

判断の材料をひとつの表にまとめました。上から順に、自分の状況に近い行を探してみてください。

あなたの状況おすすめの入口理由
AIが初めて。まず会話・文章・画像からChatGPT(無料→Go 月8ドル)ブラウザやスマホだけで完結し、画像生成もできる。ただし無料版はすべて回数制限付き
事業の書類・ファイルを日常的に任せたいClaude Code(Pro 月20ドル)または Codex(Plus 月20ドル)パソコンの中のファイル操作や外部サービスとの連携は「作業するAI」の領分
画像生成をやりたいChatGPT・Codex側Claude Codeに画像生成機能はない
ホームページの自走運用まで見据えているClaude Code(Codexでも可)当社の教材とホームページ引き渡しの実績がClaude Codeで揃っている

要するに、会話・文章・画像の段階ならChatGPT、事業のファイルを直接任せる段階なら「作業するAI」です。導入の実際の手順はClaude Codeの始め方Codexの始め方で、それぞれ画面付きで説明しています。

ChatGPT単体の壁。乗り換え時期を見極めるサイン

「ではいつまでChatGPT単体でよいのか」。目安になるのが、次の2つの壁です。ここに当たったときが、「作業するAI」を検討するタイミングです。

① 回数制限の壁

無料版は検索・画像生成・データ分析・ファイル添付が一通り使えますが、すべて回数制限付きです。たとえばファイル添付は1日3ファイルまで。仕事で毎日使い始めると、まずこの上限にぶつかります。

② 外部接続の壁

ChatGPT内蔵のデータ分析(Python環境)は、外部のWebやAPIに接続できない仕様です。「ネットからデータを取ってきて、集計まで自動で」といった作業は、プランを上げてもChatGPT単体では実現できません。

壁の正体はどちらも同じで、ChatGPT単体は「ブラウザの中」で完結する道具だという点にあります。パソコンの中の書類をまとめて扱ったり、外部のサービスとつないだりする仕事は、CodexやClaude Codeのような「作業するAI」の領分です。

逆に言えば、壁に当たっていないうちは、無理に乗り換える必要はありません。「コピペの橋渡しが面倒になってきた」と感じたら、それが次に進む合図です。

料金の目安。実務ラインは月20ドルで横並び

料金も判断材料になるので、2026年7月時点の並びを整理します。ChatGPTはFree 0ドル・Go 月8ドル・Plus 月20ドル・Pro 月100ドルから。Claude Codeが使えるClaudeのプランは、Pro 月20ドル(年払いなら月17ドル相当)・Max 月100ドルからです。

つまり実務で使う本命ライン、ChatGPT Plus(Codex込み)とClaude Proは、同じ月20ドルです。1ドル150円で計算すると月3,000円ほどの目安ですが、為替レートで変わる点にはご注意ください。

モデルについても1点だけ補足します。2026年7月9日に出た最新モデルGPT-5.6のうち、通常の会話で最上位のSolを使えるのはPlus以上のプランです。一方、Codexとして使う場合は、無料やGoプランでもGPT-5.6 Terraが制限付きで使えます。

プランごとの詳しい中身と選び方は、Claude Codeの料金Codexの料金でそれぞれ解説しています。

Techtが実際にやっている使い分け

参考までに、両方を契約して毎日使っている当社の実運用をお伝えします。契約書・請求書などの文書づくり、コード、ホームページの運用はClaude Code。画像まわりはCodex側、という分担です。

画像をCodex側に寄せている理由は単純で、Claude Codeに画像生成機能がないからです。逆に、ファイルを扱う日々の実務は、当社の場合はClaude Codeに集約しています。どちらか一方に全部寄せるのではなく、作業の種類で分けるのが、両方使ってみた上での正直な着地点でした。

なお、当社がお客様に引き渡すホームページは、ご自身がClaude Codeで更新を続けられる形で納品しており、教材もClaude Codeで揃えています。ホームページの自走運用まで見据える方にClaude Codeをおすすめしているのは、この実績と教材の蓄積が理由です。同じことはCodexでも実現できます。

この分野は、数週間単位で変わります

GPT-5.6も2026年7月9日に出たばかりで、モデルも料金もプラン構成も頻繁に更新されます。だからこそ「どちらのAIが優れているか」を断定して選ぶより、「自分の作業が会話なのか、ファイル作業なのか」で選ぶ軸を持っておくと、変化があっても判断を間違えません。

本記事は、大手コンサルでのDX支援やエンジニアとしての実務経験を持つ代表の監修のもと、非エンジニアの方にも分かるよう要点を整理しています(2026年7月時点)。料金やプラン構成は変わりやすいため、契約前に必ず各社の公式ページをご確認ください。

まとめ

  • どちらか一方だけが正解ではない。AIが初めてなら、ブラウザで完結するChatGPT単体から始めるのが合理的
  • ChatGPTは「会話するAI」、CodexとClaude Codeは「作業するAI」。2階建てで整理すると迷わない
  • 無料版ChatGPTは主要機能を一通り使えるが、すべて回数制限付き(例:ファイル添付は1日3ファイル)。外部のWebやAPIにも接続できない
  • 事業の書類・ファイルを日常的に任せる段階になったら、Claude Code(Pro 月20ドル)かCodex(Plus 月20ドル)へ。実務ラインの料金は横並び
  • 画像生成はChatGPT・Codex側、ホームページの自走運用まで見据えるならClaude Code。「自分の作業がどれか」で選ぶ

よくある質問

Q.CodexとClaude Codeの違いは何ですか?

役割はほぼ同じで、どちらもパソコンのファイルを読み書きしながら作業を進める「作業するAI」です。CodexはOpenAI製で、ChatGPTの契約に含まれており、無料プランやGoプランでも回数などの制限付きで使えます。Claude CodeはAnthropic製で、無料プランでは使えず、有料のProプラン(月20ドル)からの利用になります。細かな性能差で悩むより、「自分がどのプランを既に持っているか」「何の作業を任せたいか」で選ぶのが実用的です(2026年7月時点)。

Q.ChatGPTとCodexは何が違うのですか?

どちらもOpenAIのサービスで契約は共通ですが、役割が違います。ChatGPTはブラウザやスマホで質問と回答をやりとりする「会話するAI」、Codexはパソコンのファイルなどを実際に操作して作業を進める「作業するAI」です。ChatGPTの有料契約(Plusなど)を持っていれば、Codexは追加契約なしで使い始められます。無料プランやGoプランでも、制限付きでCodexを試せます(この場合のモデルはGPT-5.6 Terraです)。

道具選びは、身構えるほど難しいものではありません。要は「いま欲しいのは会話か、ファイル作業か」で入口を選ぶだけです。
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