ひとことで言うと

チラシの文面 =

文面はAIと作り、レイアウトのたたき台まで任せられる

私たち Techt は、自社のチラシを Claude Code(クロードコード)という「作業するAI」で作っている会社です(2026年7月時点)。文面はAIと作り、仕事場に型が残っていればレイアウトのたたき台まで任せられます。印刷そのものと、刷る前の事実確認は人の仕事です。

文面に載せる4つの項目

「これがないと読み手が動けない」項目は4つで、並べる順番もこの通りです。商品の説明からではなく、キャッチコピーとベネフィットで「自分に関係がある」と思ってもらってから詳細に入ります。

項目役割書き方のコツ
① キャッチコピー手に取った人の足を止める1行読み手の悩みや得を主語にする。商品名から始めない
② ベネフィット「自分に良いことがある」と分かってもらう商品の特徴ではなく、読み手の暮らしや仕事がどう変わるかを書く
③ 内容・詳細商品・サービス・イベントの中身日時・場所・価格などの事実情報を正確に。ここに間違いがあると信用を失う
④ 問い合わせ先読んだ人を次の行動につなげる電話・QRコード・地図など。してほしい行動は1つに絞ると迷わせない
チラシに載せる4つの要素の順番を示した図。キャッチコピー、ベネフィット、内容・詳細、問い合わせ先の4つの角丸ボックスが左から右へ矢印でつながっている

時間がかかるのは①と②です。ここがAIの出番で、案をたくさん出して人が選びます。セオリーと選び方はキャッチコピーをAIで作るの型のとおりです。逆に③の事実情報は、AIに考えさせる場所ではありません。

先に決める3つ

「チラシの文章を書いて」とだけ頼むと、当たり障りのない文面が返ってきます。次の3つを1枚につき1つずつ決めます。

誰に

読んでほしい人を1人思い浮かべる。「30代の子育て世帯」より「近所に住む、平日の昼間に時間がある子育て中のお母さん」まで絞る。

何を

伝えることは1枚に1つ。新メニューの告知と求人を1枚に載せない。

どうしてほしいか

電話・来店・QRコードの読み取りなど、してほしい行動を1つに絞る。

文面を作る5ステップ

私たちTechtがチラシを作るときの実際の流れです。

1. 材料をそろえる

前の章の3点と、事実情報(価格・日時・場所・連絡先)を箇条書きでまとめます。AIが書く価格や営業時間は、人が渡した情報がすべてです。

2. 自社の情報を覚えさせる

最初の1回だけ、会社の基本情報(屋号・事業内容・普段のお客様・過去の文面)を渡してファイルに残します。次回からは案件ごとの材料を渡すだけになります。

3. 下書きを複数案頼む

「キャッチコピー・ベネフィット・内容・問い合わせ先の順で、トーン違いで3案」と頼み、複数案から人が選びます。キャッチコピーだけ10案出して良い2つを組み合わせる使い方もよくやります。

4. 人が事実確認して整える

価格・日時・住所・電話番号を、元のメモと1文字ずつ突き合わせます。チラシは刷ると直せません。表現が事実より強くなっていないか(次の章)もここで見ます。

5. デザイン工程へ渡す

文面が固まったらデザインへ。デザイナーや印刷会社への依頼でも、デザインツールのテンプレートへの流し込みでも構いません。文章が先に固まっていると「この文面をこの優先順位で」と具体的に頼めます。

当社は経営者の集まりに持参する1枚チラシを毎回この流れで作り、文面を日付別の版として仕事場に残しています。次の会では前回の版を土台に変わった箇所だけ更新するので、回を重ねるほど速くなります。型が残っていれば、印刷用レイアウトのたたき台まで任せる道もあり、この1枚チラシがまさにその形です。

差し込む画像もAIで作れる

イメージ画像や挿絵もAIで生成できます。おすすめはCodex。ChatGPTの画像生成をそのまま使え、追加設定なしで文面と同じ流れで作れます。Claude Codeで完結させたいなら、Googleの画像生成AI(Nano Banana)をAPI連携で呼ぶ構成も作れます(設定は開発者向け。当社のコラムの図解はこの形です)。

ただし実在する商品・店舗・人は本物の写真が基本です。AI画像は背景や挿絵などのイメージカットに使います。

仕事場を作ってあると、この一言になります
「来月の会向けのチラシ、前回の版をベースに更新して」
AIが仕事場の前回の版と料金表を自分で確認し、変わった箇所だけ更新した下書きを出してくれます。仕事場のつくり方はAIを秘書にするで解説しています。

つまずきやすい2つ

つまずきやすいのは「AIの文章力」ではなく、事実と表現の扱いです。

① 事実の取り違え

AIは数字を入れ替えたり、古い情報のまま書いたりすることがあります。刷ると直せないので、印刷前に必ず元の資料と突き合わせてください。

② 表現が強くなりすぎる
AIは勢いのある文章が得意な分、「地域No.1」「絶対に満足」のような根拠を示せない表現を混ぜることがあります。景品表示法のリスクもあるため、削るか根拠のある表現に直します。
速く書くのはAI、事実と表現の責任は人。この線引きがチラシでは特に大事です。

まとめ

  • 文面は「キャッチコピー→ベネフィット→内容・詳細→問い合わせ先」の4項目・この順番が基本
  • 頼む前に「誰に・何を・どうしてほしいか」を1枚につき1つに絞る
  • 自社情報と過去の版を覚えさせれば、2枚目以降は差分更新だけ。レイアウトのたたき台まで任せられる
  • イメージ画像もAIで生成できる(おすすめはCodex)。実在する商品・店舗・人は本物の写真
  • 価格・日時・連絡先の突き合わせと、根拠のない強い表現のチェックは必ず人

よくある質問

Q.チラシに載せる画像もAIで作れますか?

作れます。イメージ画像や挿絵の生成なら、ChatGPTの画像生成をそのまま使えるCodexがおすすめで、追加の設定なしに文面と同じ流れで作れます。Claude Codeで完結させたい場合は、Googleの画像生成AI(Nano Banana)をAPI連携で呼ぶ構成も作れます(開発者向けの設定が必要)。ただし、実在する商品・店舗・人は本物の写真を使うのが基本です。AI画像は背景や挿絵などのイメージカットにとどめ、実物と誤認させる使い方は避けてください。

Q.チラシはAIで作れますか?

文面(文章)の下書きはもちろん作れます。さらに、仕事場に過去の版やデザインの型が残っていれば、印刷用レイアウトのたたき台まで任せられます(私たちTechtの1枚チラシは実際にその形で作っています)。最初の1枚は、文面をAIと作り、紙面のデザインはデザインツールや印刷会社のテンプレートと組み合わせるのが現実的です。印刷そのものは別工程で、刷る前の事実確認(価格・日時・連絡先)は必ず人が行います。

Q.チラシの文面には何を載せればいいですか?

最低限「キャッチコピー」「ベネフィット(読み手にとって良いこと)」「内容・詳細」「問い合わせ先」の4つです。順番も大事で、商品の説明から始めるのではなく、キャッチコピーとベネフィットで「自分に関係がある」と思ってもらってから詳細に入ります。Techtがチラシ文面を作るときも、内容の説明を先に書いた案は読まれにくく、読み手の得を先に置いた案のほうが反応が見込めると考えて、この順番を基本にしています。

チラシの文面づくりは、4つの項目と順番さえ押さえれば難しくありません。速く書くのはAI、事実と表現の最終確認は人。この分業を守るだけです。
まずは1枚分、「誰に・何を・どうしてほしいか」をメモに書くところから始めてみてください。

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